ブログやSNSで割引クーポンのキャンペーンを実施する際、申込者を確認して一人ずつクーポンを送る作業は手間がかかります。応募が増えるほど、重複申込のチェックや発行枚数の管理も難しくなります。
クーポンの自動配信を活用すれば、顧客が申し込んだ瞬間にクーポンが発行され、携帯電話のSMS(ショートメッセージ)にクーポンリンクが自動送信されます。運営者が申込者を一件ずつ確認したり、個別にクーポンを送ったりする必要はありません。
Vivoldi(ビボルディ)のクーポン受取ページは、この仕組みを簡単に構築できる機能です。ページのURLをブログ、SNS、Webサイトなどに共有すれば、顧客は会員登録やアプリのインストールなしで、携帯電話番号だけでクーポンを申し込めます。
この記事では、クーポン自動配信の仕組みから具体的な設定手順、SMS送信費用、重複発行の制限まで詳しく解説します。

クーポンの自動配信とは?
クーポンの自動配信とは、顧客からの申し込みや事前に設定した条件に応じて、クーポンを自動的に発行・送付する仕組みです。
Vivoldiのクーポン受取ページは、顧客がWebページから直接申し込む形で動作します。
- 運営者がクーポングループとクーポン受取ページを作成します。
- ブログ、SNS、WebサイトなどにページのURLを共有します。
- 顧客がページにアクセスし、携帯電話番号を入力して個人情報の収集・利用に同意します。
- 顧客が[クーポンを受け取る]ボタンを押すと、クーポンが1枚発行されます。
- 発行されたクーポンのリンクが、顧客の携帯電話へSMSで送信されます。
ここで重要なポイントは、事前にクーポンを何枚も作成しておく必要がないことです。
運営者が割引率、利用可能回数、画像などの条件を設定したクーポングループを作成しておけば、顧客が申し込むたびにその設定に基づいた新しいクーポンが自動発行されます。
顧客ごとに個別のクーポンが生成されるため、発行履歴や使用状況も1件ずつ正確に管理できます。
従来のクーポン配信方法との違いは?
クーポンを自動配信する方法はいくつかあります。代表的なものとして、ECサイトの会員向けにクーポンを付与する方法や、カカオトークチャンネル(KakaoTalk Channel)を通じて配布する方法などが挙げられます。
| 配信方法 | 主な対象 | 適した用途 |
|---|---|---|
| ECサイトの会員向けクーポン | 会員登録や購入など、特定の条件を満たした会員 | 既存会員向けの特典提供 |
| カカオトークチャンネルのクーポン | チャンネル経由でクーポンを確認・取得するユーザー | 公式アカウントを軸とした顧客エンゲージメント |
| Vivoldi クーポン受取ページ | ページにアクセスし、携帯電話番号で申し込む顧客 | ブログ・SNS・店舗でのキャンペーン |
Vivoldiのクーポン受取ページは、独自の会員システムやメッセージアプリの友だち登録がなくてもクーポンを配布できる点がメリットです。
たとえば、Instagramに割引キャンペーンの投稿を載せ、クーポン受取ページのURLを案内すれば、投稿を見たユーザーはその場ですぐにクーポンを申し込めます。
一方、会員ランクや購入履歴に応じて自動的にクーポンを付与したい場合は、利用中のECカートシステムが備えている会員管理・クーポン機能を使う方が適しています。
クーポン受取ページでの顧客の利用フロー

顧客側の操作はとてもシンプルです。
共有されたリンクを開くと、運営者が設定したクーポン画像とキャンペーン案内が表示されます。顧客は自身の携帯電話番号を入力し、個人情報の収集・利用に同意した上で[クーポンを受け取る]ボタンを押します。
申し込みが完了すると、SMSでクーポンリンクが届きます。顧客はSMS内のURLをタップしてクーポン画面を開き、店舗でスタッフに提示して利用できます。
現在、クーポン受取ページは韓国国内の「010」から始まる携帯電話番号に対応しています。
運営者が設定・管理できる項目
運営者はクーポン受取ページで以下の項目を設定できます。
- クーポン特典: 割引率または割引金額、利用可能回数、クーポン画像
- ページデザイン: タイトル、説明文、メイン画像、ボタンの文言と色
- クーポンの有効期限: 発行日から一定期間、または指定した有効期限(満了日)
- 発行条件: 発行開始・終了日時、総発行枚数、1日あたりの発行枚数
- SMS送信設定: 発信番号および顧客に送信するSMSの本文
発行されたクーポンは、ダッシュボード上で発行日時、SMS送信ステータス、使用履歴などを一覧で確認できます。
クーポン自動配信の活用シーン
1. ブログ読者へ割引クーポンを配布
カフェや飲食店で新メニューを紹介するブログ記事に、クーポン受取ページのリンクを設置できます。
たとえば「ドリンク10%割引クーポン」を設定し、総発行枚数を先着300枚に制限するといった運用が可能です。
読者は記事を読んだ後にクーポンを申し込み、SMSで届いたモバイルクーポンを店舗で利用できます。
2. Instagram・SNSでのクーポンキャンペーン
Instagramのプロフィール欄やキャンペーン投稿から、クーポン受取ページへ誘導できます。
新規来店客向けに3,000ウォン割引クーポンを提供したり、「2週間限定で毎日50枚ずつ発行する」といったイベントを手軽に実施できます。
顧客自身がページから申し込むため、運営者がコメントやDMを一つずつ確認してクーポンを手動送信する必要がありません。
3. 店舗のQRコードで再来店クーポンを提供
飲食店のテーブルPOPやレジ横の案内パネルに、クーポン受取ページへつながるQRコードを配置する方法もあります。
来店した顧客がQRコードをスキャンし、次回の来店時に使える割引クーポンをその場で申し込む仕組みです。
クーポンの有効期限を設定し、店舗での消込(使用処理)機能と併用すれば、発行から使用完了まで一貫して管理できます。
※上記の事例は活用イメージを説明するための例であり、実際の割引条件や発行枚数は運営者が自由に設定できます。
Vivoldiでクーポンの自動配信を設定する手順
Vivoldiでは、クーポングループの作成からSMS送信設定まで、すべてダッシュボード上で完結できます。
初めて設定する場合は、以下の手順に沿って進めてください。
ステップ1. SOLAPIの発信番号を連携する
クーポンをSMSで送信するには、まずSMS配信サービスの準備が必要です。
VivoldiのクーポンSMSは、外部メッセージ配信サービスであるSOLAPI(ソラピ)のアカウントを通じて送信されます。
連携手順は以下の通りです。
- SOLAPIに会員登録します。
- SOLAPIで発信番号(送信元電話番号)を登録し、本人認証を完了します。
- SOLAPIのデベロッパーハブ(Developer Hub)で「API KEY」と「API SECRET」を発行します。
- Vivoldiダッシュボードの[SMS > 発信番号管理]を開き、[発信番号連携]を選択します。
- 発信番号とAPI情報を入力し、テストSMSを送信します。
- テスト送信が成功したら、発信番号の連携を完了します。
なお、発信番号を連携する前に、SOLAPIアカウントにSMS送信用の残高をチャージしておく必要があります。
画面ごとの詳しい設定手順は、発信番号の登録およびSOLAPI連携ガイドでご確認いただけます。

ステップ2. クーポングループを作成する
Vivoldiダッシュボードで[クーポン管理 > クーポングループ]へ移動します。
クーポングループでは、顧客に発行する割引特典や利用条件を設定します。
たとえば、以下のように設定できます。
- クーポン名:新規ご来店割引
- 割引条件:10%割引
- 利用可能回数:1回
- 利用方式:店舗利用
- クーポン画像:店舗キャンペーン用画像
クーポン受取ページでこのグループを選択すると、顧客から申し込みがあるたびに、同じ条件のクーポンが新しく発行されます。
ステップ3. クーポン受取ページを作成する
[クーポン管理 > クーポン受取ページ]へ移動し、[ページ作成]を選択します。
基本情報として、ページ名、発行元名称、公開ステータス、発信番号などを設定します。
続いて、前のステップで作成したクーポングループを選択し、クーポンの有効期限を設定します。
有効期限は「顧客がクーポンを実際に使用できる期間」です。顧客が申し込みを行える「発行期間」とは別に管理されるため、キャンペーンのスケジュールに合わせて適切に設定してください。
ステップ4. 顧客に表示される画面をデザインする
ページのタイトル、説明文、メイン画像、ボタンの文言と色を設定します。
たとえば、以下のように構成できます。
ページタイトル: 新規のお客様限定 10%割引クーポン
説明文: 初めてご来店いただくお客様向けの割引クーポンです。携帯電話番号を入力すると、SMSでクーポンが届きます。
ボタンの文言: 割引クーポンを受け取る
ページ作成画面のプレビューを確認しながら、顧客にどのように表示されるかをチェックできます。
タイトルには特典内容をわかりやすく記載し、説明文には「申し込み後にSMSでクーポンが届く」旨を明記しておくと親切です。

ステップ5. クーポン送信用SMSの本文を作成する
クーポン発行時に顧客へ送信するSMSのメッセージ文言を設定します。
本文には必ず {COUPON_URL} 変数を含める必要があります。実際に送信される際、この変数が顧客ごとに発行されたクーポンのURLへ自動的に置き換わります。
文言の例:
[〇〇カフェ] お申し込みいただいた10%割引クーポンです。
{COUPON_URL}
メッセージの文字数(バイト数)によって短文(SMS)または長文(LMS)として送信され、送信料金が異なる場合があります。
Vivoldiのメッセージ作成画面でバイト数と送信タイプを確認できるため、保存前に必ずチェックしてください。
ステップ6. 発行期間と発行枚数を設定する
キャンペーンの運用方針に合わせて、発行条件を設定します。
- 発行期間: 顧客がクーポンを申し込める開始日時・終了日時
- 総発行枚数: キャンペーン全体で発行するクーポンの最大枚数
- 1日あたりの発行枚数: 1日に発行するクーポンの最大枚数
たとえば、「2週間にわたり毎日50枚までクーポンを発行する」といった設定が可能です。
なお、ページ側で枚数制限を設定しない場合でも、ご契約中のVivoldi料金プランの月間作成上限、およびSOLAPIのSMS送信残高・送信上限は適用されます。
ステップ7. 保存して実機でテストする
設定を保存すると、クーポン受取ページのURLをコピーできるようになります。
ブログやSNSで共有する前に、実際のスマートフォンを使って以下の項目をテストしてください。
- ページに正常にアクセスできるか
- 携帯電話番号の入力と申し込みが問題なく完了するか
- 届いたSMSにクーポンリンクが正しく含まれているか
- クーポン画面に割引条件や有効期限が正しく表示されるか
- 店舗利用に設定した場合、クーポンの使用処理(消込)まで正常に動作するか
一連の設定手順は、クーポン受取ページ ガイド動画でもご確認いただけます。
SMSで届いたクーポンの使い方

顧客は受信したSMS内のクーポンリンクをタップし、自分のモバイルクーポンを表示します。
「店舗利用」に設定されたクーポンは、QRコードまたは店舗暗証番号(PIN)を使って使用処理を行えます。
運営者はダッシュボードで発行履歴と使用履歴を確認できるため、「クーポンが何枚発行されたか」「どのクーポンが使用済みになったか」をリアルタイムで把握・管理できます。
オンラインクーポンのその他の発行方法や店舗での使用処理機能について詳しく知りたい方は、Vivoldi オンラインクーポンのご紹介をご覧ください。
クーポン自動配信を運用する際の注意点
SMS送信費用と料金プラン
クーポン受取ページは、Vivoldiのパーソナル(Personal)プラン以上でご利用いただけます。
通常のクーポン作成機能とは異なり、顧客自身が申し込んでSMSで受け取る「クーポン受取ページ」は有料プラン専用の機能です。
運用にあたっては、以下の2つの費用・上限を考慮する必要があります。
- SMSの送信料金は、運営者のSOLAPIアカウント残高から差し引かれます。
- 顧客にクーポンが1枚発行されるごとに、Vivoldi料金プランの月間作成上限を1件消費します。
そのため、キャンペーンを開始する前に、想定される申込人数、SOLAPIの残高、月間の作成可能件数をあわせて確認しておくことをおすすめします。
最新のプラン別利用条件は、Vivoldi 料金プランページでご確認いただけます。
同一顧客による重複申し込みの制限
同じクーポン受取ページでは、1つの携帯電話番号につき1回のみクーポンを発行できます。
すでにクーポンを受け取った電話番号で再度申し込もうとすると、重複発行の案内が表示されます。
ただし、電話番号を基準に制限する仕組みのため、同一人物が別の携帯電話番号を使って申し込むケースまでは判別できません。
また、異なるクーポン受取ページであれば同じ電話番号でもそれぞれ申し込むことができるため、複数のページを同時に運用する場合は発行条件にご注意ください。
なお、SMS送信が「失敗」として確定し、発行されたクーポンが回収(取り消し)された場合は、同じ電話番号で再度申し込むことが可能です。
顧客の携帯電話番号をマーケティングに利用できますか?
クーポン受取ページは、顧客にクーポンを届けるための機能です。
運営者は、顧客が入力した元の携帯電話番号をダウンロードすることはできません。発行履歴には一部が伏せ字(マスキング)になった番号が表示され、重複発行チェック用の情報は別途管理されます。
したがって、この機能を使って顧客の連絡先リストを収集し、後日プロモーション用のメルマガや広告SMSを送信するといった用途には利用できません。
申込ページでは個人情報の収集・利用に関する同意を取得しており、顧客は収集項目、利用目的、保有期間を確認できるようになっています。
クーポンSMSが迷惑メール(スミッシング)と誤解されないために
リンクが含まれたSMSは、受け取った顧客によってはフィッシング詐欺(スミッシング)のメッセージではないかと警戒されることがあります。
安心して開いてもらえるよう、SMSの先頭に実際の店舗名やブランド名を明記し、クーポン受取ページの発行元名称とも統一しておくことをおすすめします。
また、「クーポンを申し込むとSMSでリンクが届く」という旨を、受取ページ上に事前に記載しておくとより効果的です。
なお、クーポンの送付とは無関係な広告文言をSMSに追加する場合は、関連法規および広告宣伝メールの送信要件を別途確認し、遵守する必要があります。
よくある質問(FAQ)
事前にクーポンを何枚も作成しておく必要はありますか?
いいえ、必要ありません。クーポングループを作成しておけば、顧客から申し込みがあるたびに、グループに設定された割引条件や利用条件でクーポンが1枚ずつ新しく発行されます。
顧客もVivoldiに会員登録する必要がありますか?
いいえ。顧客は共有されたクーポン受取ページにアクセスし、韓国国内の010携帯電話番号を入力して必須の個人情報収集・利用に同意するだけで申し込めます。専用アプリのインストールも不要です。
SMSの送信に失敗した場合はどうなりますか?
SOLAPIの残高不足、発信番号の不備、通信キャリアの送信制限などにより、クーポンをお届けできない場合があります。
送信失敗が確定すると、発行されたクーポンは自動的に回収され、発行可能枚数が元に戻ります。運営者はダッシュボード上で失敗ステータスを確認できます。
無料プランでも利用できますか?
Vivoldiの通常のクーポン作成機能は無料プランでもご利用いただけますが、顧客が直接申し込んでクーポンを発行・SMS送信する「クーポン受取ページ」のご利用には、パーソナル(Personal)プラン以上が必要です。
クーポンを受け取った顧客が実際に使用したかどうかも確認できますか?
はい。クーポンごとの発行履歴と店舗での使用履歴をダッシュボードで確認できます。利用条件や利用可能回数は、クーポングループの設定に従って適用されます。
クーポンの申し込みからSMS配信までを自動化しましょう
ブログやSNSのキャンペーンでクーポンを一人ずつ手動で送る代わりに、顧客自身が申し込める「クーポン受取ページ」をぜひご活用ください。
Vivoldiなら、割引条件をクーポングループとして設定し、顧客向けの申込ページとSMSの文面を簡単に構築できます。申し込みが入るたびに新しいクーポンが自動発行され、SMSで即座に届きます。
クーポンの発行枚数や期間も細かくコントロールできるため、小規模な店舗イベントからSNSプロモーションまで、目的に合わせて柔軟に運用できます。
まずはVivoldi クーポン受取ページ ガイド動画で、実際の管理画面と設定手順をチェックしてみてください。
SMS送信の準備が必要な場合は発信番号連携ガイドをご参照の上、Vivoldi 料金プランでご利用条件を確認してからクーポンの自動配信を始めましょう。